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集中と見守り

集中力は「長く座る力」だけではない。そろばんで育てる、戻ってくる力

子どもの集中力を、長時間座れるかだけで測らないために。そろばんの練習で見つけやすい「迷っても戻る力」と、家庭での見守り方を紹介し...

「集中力をつけたい」と思うと、長い時間じっと座れることを目標にしがちです。けれど子どもの学びでは、迷ったあとに問題へ戻れること、間違いを直してもう一度試せることも大切な集中の一部です。そろばんは、一問ごとに手を動かし、答えを確かめるため、この「戻ってくる力」を観察しやすい学びの一つです。

この記事の要点

  • 集中は、途切れないことではなく戻れることも含む。
  • 短い練習で、姿勢・手順・見直しを繰り返せる。
  • 家庭では集中の長さより、戻れた場面を認める。

集中が切れることは、失敗ではない

疲れたり、難しい問題で迷ったりすると、注意がそれるのは自然なことです。大切なのは「切れたからだめ」と判断することではなく、どんなきっかけで戻れたかを見ることです。

そろばんの練習では、姿勢を整える、問題を見直す、指を置き直すといった小さな行動が、再開の合図になります。

短い練習で、見直す習慣をつくる

長い時間を一度に頑張るより、数分間の練習で「解く・確かめる・次へ進む」という流れを何度か経験する方が、子どもには取り組みやすいことがあります。

答えが違ったときも、急いで正解を教えるのではなく、「どの位から見直す?」と聞くと、手順へ戻る経験につながります。

家庭では、再開できたことを言葉にする

「最後までできたね」だけでなく、「迷ったけれど問題に戻れたね」「自分で確かめられたね」と具体的に伝えると、子どもは何を続ければよいか分かりやすくなります。

集中しにくい状態が長く続く、生活面でも困りごとが大きい場合は、学習だけの問題と決めつけず、学校や専門家を含めて相談先を考えてください。

よくある質問

何分くらい練習すれば集中力がつきますか?

年齢やその日の状態によるため、一律の時間はありません。短くても始められ、見直して終われる時間を設定する方が続きやすいでしょう。

間違えたとき、すぐ教えてよいですか?

まずは本人が見直せる余白を作るのがおすすめです。どこを確認するか分からないときだけ、位や手順に戻るヒントを出しましょう。

参考にした資料

研究資料は主に珠算式暗算を対象としたものです。学習の変化には個人差があり、特定の効果や成績向上を保証するものではありません。

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