考える習慣
そろばんで育つ「考える力」とは。計算の先にある、数を整理する習慣
そろばんで育つ「考える力」を、あいまいな能力論ではなく、数を整理する・手順を保つ・説明する習慣として解説。算数の土台と家庭での声...
考える習慣
そろばんで育つ「考える力」を、あいまいな能力論ではなく、数を整理する・手順を保つ・説明する習慣として解説。算数の土台と家庭での声...
「考える力」という言葉は便利ですが、何を指すのかが曖昧になりやすい言葉でもあります。そろばん学習においては、数を位ごとに整理する、手順を保つ、間違いを見直す、考え方を言葉にする、といった具体的な行動として考えると分かりやすくなります。計算の速さだけでは測れない、算数の土台について見ていきましょう。
問題の条件を整理する、どの位を計算しているか確かめる、答えの大きさが妥当か見直す。こうした行動は、すぐに点数として表れなくても、算数を自分で進める力になります。
「考える力がある・ない」と大きく判断するより、どの行動ができたかを見る方が、子どもにも次の目標が伝わります。
そろばんでは、珠の位置と数の位が結び付きます。数をただの記号としてではなく、まとまりや配置として扱う経験は、計算の途中で何をしているかを確かめる助けになります。
ただし、考える力はそろばんだけで育つものではありません。読書、会話、図で整理する練習など、複数の経験が関わります。
家庭や教室で、答えが違ったときに理由を聞くのは、間違い探しのためではありません。子どもがどこまで理解しているかを一緒に確かめるためです。
説明が難しければ、指で示す、図を書く、途中の式に言葉を足すなど、別の表し方を試してみましょう。表現を変えること自体が、考えを整理する練習になります。
そろばんだけで身につくと断言はできません。数を整理し、手順を保つ経験の一つとして、図や言葉で説明する学習と組み合わせることが大切です。
長く説明させる必要はありません。「足した?引いた?」「どの数を見た?」のように、答えやすい問いから始めると負担が少なくなります。
研究資料は主に珠算式暗算を対象としたものです。学習の変化には個人差があり、特定の効果や成績向上を保証するものではありません。